大手スーパー 鮮魚部
はじめに:なぜ「繁盛魚屋に学ぶ業績改善」なのか?
... 不況なのに売価を下げて売っていったら、利益はジリ貧にならないのでしょうか? それとも「不況でも儲けている繁盛魚屋」とは、何か他に商売の秘訣を持ったお店なのでしょうか? 以降で詳しく見ていくように、「不況でも儲けている繁盛魚屋」には、大手スーパーの鮮魚部門ではなく、街の鮮魚専門店のようなところが多いのが特徴です。 大手スーパーが作り上げた「仕組み」に乗らないことを研究して、むしろその「仕組み」に乗らないことをまとめ上げて独自の「仕組み」にしていること。 ...
「少量仕入でも利益上げる専門店」→(差別化戦略)
「少量仕入でも利益上げる専門店」→(差別化戦略) 大手食品スーパーの鮮魚部門では、大量仕入により魚の値段を引き下げる努力をしています。 「企画物」と呼ばれるこの商品仕入では、「標準的」なサイズや品質の魚がお店に大量に入荷されます。 一方で、繁盛している専門店では、大手スーパーの「標準物」に対して、「大」や「小」の商品を仕入れています。 「大」や「小」の商品、より良質な魚でしか味わえない食べ方まで添えてお客様に魚を販売しています。 どういう料理の仕方をしたらよりおいしく食べられるのか。どんなものとセットで食べたらよりおいしいのか。 ...
業績改善のための行動科学
...業績改善のための行動科学 魚を通じてお客様に喜んでいただきなさい。→行動科学 4月は、魚屋でも新入社員が入ってくる時期です。 鮮魚部門に入ってくる新人には、3つのことだけまずは覚えなさいと言っています。 一つ目は、商品である魚をよく知ること。 二つ目は、その魚に強いこだわりや思いをもてるようになること 三つ目は、自分...
業績改善のための3C分析
... 顧客、市場、競合を分析した結果、導かれた成功要因に対して、自分の会社の内部の分析から分かった成功要因との違いを見つけて、アクションを導きだすことができる、そのための有効なツールが3C分析です。 魚屋で実際に行われた3C分析 それでは、街の魚屋を題材にして3C分析を見ていきましょう。 大手スーパーの鮮魚部門は品揃えも豊富で価格も魅力的です。普通の街の魚屋では簡単には太刀打ちできません。大手スーパーでは全国レベルで大量仕入をしており、それが低価格で販売できる大きな要因となっています。 このような状況のなかで、街の魚屋ではどのように大手スーパーの鮮魚部門に対抗していったらいいのでしょうか? ...
業績改善のためのSWOT分析
...改善のためのSWOT分析 「プロはチャンスのある所に長所を生かしなさい」(SWOT分析) 町の小さな魚屋は、同じ町の魚屋さんはもちろん、近くにある大型スーパーもライバルになります。しかも大手スーパーになると、鮮魚コーナーも広くて魚の種類も多く、値段も安いです。だから、ライバル店と肩を並べるのは本当に難しいことです。 プロはチャンスのある所に長所を生かしなさい。 強力なライバル店舗と...
はじめに:なぜ「繁盛魚屋に学ぶ業績改善」なのか?
... 不況なのに売価を下げて売っていったら、利益はジリ貧にならないのでしょうか? それとも「不況でも儲けている繁盛魚屋」とは、何か他に商売の秘訣を持ったお店なのでしょうか? 以降で詳しく見ていくように、「不況でも儲けている繁盛魚屋」には、大手スーパーの鮮魚部門ではなく、街の鮮魚専門店のようなところが多いのが特徴です。 *大手スーパーが作り上げた「仕組み」に乗らないことを研究して、むしろその「仕組み」に乗らないことをまとめ上げて独自の「仕組み」にしていること。 ...