【テレビ東京WBS 昨日6月18日放送でスタジオ出演】(通算53回目出演)

コメンテーターとして出演しているテレビ東京WBSワールドビジネスサテライト、昨日6月18日の放送でスタジオ出演いたしました(通算53回目出演)。
昨日は、以下のニュースについて解説いたしました。
「イスラエル・イラン情勢:シナリオ分析による展開予想」
「Amazon「AIで従業員が減少」巨大テックCEOが初めて明言」
「日本製鉄、USスティール買収完了」
イスラエル・イラン情勢については、4月3日WBS出演日に発動されたトランプ関税への分析と同様に、シナリオ分析を行いました。以下の図表をご参照ください。
「Amazon「AIで従業員が減少」巨大テックCEOが初めて明言」については、今回、アマゾンCEOが管理部門における雇用減を発言したことで、AIの実装が人員最適化=余剰人員削減フェーズに入ったことが可視化されました。生産性向上→採用抑制→雇用減という流れは、すでにアメリカのテクノロジー業界に押し寄せています。あわせて、アメリカのコンピューター関連人気3学科がFRB発表の新卒失業率ワースト10にランクインしたことなどを解説しました。
「U. S. Steelの競争力を向上、米国の成長を捕捉し総合力世界No.1の鉄鋼メーカーへ」。日鉄から昨晩開示された資料にある買収における同社ビジョンです。単に高難易度案件をクローズさせただけではなく、パートナーシップや黄金株など「名」は米国側に譲る一方、100%普通株買収で実際の条件は取れるリスクに収束させることで「実」を取り、さらに同社の成長戦略として提示したことは高く評価されると思います。同資料では、「経営の自由度と投資採算性を確保」した詳細も明記されています。日米ともにディールブレーク回避のために精緻な交渉を積み重ねてきたことが窺われる内容。日本企業として誇るべき買収案件を是非実際にもビジョン実現で好採算案件に成長させて欲しいと思います。
以上引き続きよろしくお願い申し上げます。
田中道昭
前のニュース
【テレビ朝日「有働タイムズ」昨晩6月1日スタジオ出演】(通算9回目)